往来

2023年06月09日 (金曜日)

 「欧州で当社の機能素材がどういう反応を示されるか楽しみ」と話すのは長谷虎紡績(岐阜県羽島市)の長谷亨治社長。7月に開かれる国際生地見本市「ミラノ・ウニカ」に出展、同社としては初めての海外展となる。「機能のガラパゴス化が進むが、欧州を含めてニーズがあるのではないか」として、高純度微粒子セラミックス練り込み機能繊維「光電子」や、植物由来タンパク繊維「ブリュード・プロテイン」などを発信する。「グローバルで存在価値を出せるかどうか、やってみなければ分からない。それが一番の出展の動機」と言う。「自分たちの立ち位置を知る」ためにも、3~5年は出展を継続し、グローバル市場での成長を見据える。