ボーケン品質評価機構/SACの第三者検証機関に/日本で初めて

2023年07月14日 (金曜日)

 ボーケン品質評価機構はこのほど、サステナブルアパレル連合(SAC)が設定する工場施設のサステイナビリティー評価システム「HiggFEM」の第三者検証機関に日本で初めて認定された。また、ボーケンの担当者は日本人で初めて第三者検証員の認定を取得した。

 HiggFEMは、SACのサステイナビリティー評価システムであるHiggインデックスを構成するもの。サプライチェーンにおけるアパレル・フットウエアの製造工程に関係するサステイナビリティーを評価する。環境マネジメントシステムやエネルギー、水、排水、廃棄物、化学物質の7カテゴリーがあり、それぞれ用意された質問に回答することで自己評価スコアが算出される。

 近年、グローバルアパレル・フットウエアブランドはHiggFEMを取引条件の組み入れる動きが強まっている。その際、自己評価スコアだけでなく第三者検証を求めるケースも増加した。今回、ボーケンはHiggFEMの第三者検証機関と検証員に認定されたことで、日本国内でもHiggFEM第三者検証が可能になった。検証員はHiggFEMと、有害物質排出ゼロを目指す非営利団体であるZDHCの認定トレーナーでもあるため、HiggFEMとZDHCへの取り組みを進める繊維企業に対して包括的なサービスを供給できるようになった。