中国江蘇省展/コロナ経て4年ぶり開催/大阪で200社アピール

2023年08月23日 (水曜日)

 「中国江蘇省輸出商品展示会」(江蘇省展)が22日、大阪市中央区のマイドームおおさかで開幕した。1995年5月に初めて開かれ、今回で24回目。2020~22年は新型コロナウイルス禍の影響で開催できず、4年ぶりの開催となる。会期は24日までの3日間。

 マイドームおおさかの2階、3階と合わせて4千平方メートルの展示スペースに江蘇省から200社ほどの企業が集まり、製品やサービスをアピールする。インテリア・日用品を扱う出展企業が最も多く、アウトドア製品と衣料品が続く。生地、靴、帽子、ギフト関連製品、医療用品の出展者もある。

 この日、午前に開幕式があった。式典で伊藤好生日中経済貿易センター会長が日本サイドを代表して「この3年間開催を待ち望む人たちの思いが満たされ喜ばしい」と話し「これまで以上に活発な商談が生まれることを期待する」とあいさつした。

 中国側からは周暁陽江蘇省商務庁副庁長が出席し「江蘇省は日本との文化的、経済的な交流の歴史が長く、今なお多くの日中企業間での活発な取引が行われている」と紹介し「久しぶりのこの展示会が日中双方のさらなる発展のきっかけになることを祈念する」と述べた。

 その後、日中双方の主催者や来賓は展示会場を視察した。繊維関連では過去の江蘇省展に複数回参加している出展企業や既に日本に取引先がある企業が多いようだ。衣料品を主力とするある出展者は「久しぶりの来日だが、感染症の影響も小さくなり新たなビジネスができる環境が整ってきた。今回展で多くの日本企業と商談をしたい」と意気込みを話した。