「AFF・東京2023」出展企業ピックアップ(20~22日、東京ビッグサイト)(2)/素材にこだわり製品充実
2023年09月14日 (木曜日)
〈杭州瑪友貿易/刺しゅうやジャカード生地使い〉
2018年に設立された日本向けに特化するアパレル専門商社。セーターや綿使いの織物製、編み物製の衣類を取り扱う。編み物と織物を組み合わせた製品や、刺しゅう、プリントなどの加工品が得意。
今年は、新規顧客の開拓を強化している。セーターから織物製、編み物製まで、さまざまな独自企画のアイテムの提案を強めている。
今回展では刺しゅうを施したシャツと、メッシュ生地使いや各種ジャカード生地の製品を打ち出す。既存顧客は低価格帯が中心のため、中高価格帯の顧客の開拓を目指す。
〈南通心丹依国際貿易/複雑な製品対応〉
レディースウエアに特化する縫製工場。織物と編み物製の両方を生産している。工場にサンプル専用の部門を設ける。デザイン性の強い複雑なアイテムも対応可能。輸出がメインで、日本向けが主力だ。
近年の年間売上高は500万ドル程度を維持。日本向けは直貿と商社経由手掛ける。日本向けは現状、数社の顧客と取り組む。そのため、10社以上の安定顧客の開拓を目指していく。
初出展の今回は、各種レディースウエアとともに、自社開発した生地をアピールする。
〈大連合昱進出口/メンズカジュアル訴求〉
2021年に設立された縫製工場。主な生産アイテムはメンズウエアで、織物製衣類と圧着無縫製衣類が得意だ。
9割が日本向けで、商社経由で展開。新型コロナウイルス禍の下でも、近年の業績は前年に比べ30~40%増えている。
展示会出展と顧客訪問を増やすことで、日本での売り上げを伸ばす考えだ。日本に拠点を設ける計画もある。
今回の出展も、日本市場の開拓強化の一環。得意のメンズカジュアルウエアやアウトドアウエアをアピールする。
〈南通本優貿易/機能素材使い充実〉
2017年に設立された日本向けのアパレル商社。織物製と編み物製のレディースを主に展開し、OEM/ODMに対応する。日本事務所を持ち、顧客に最新のサンプルや素材を直接提案している。
企画提案力を生かし、創立当初から日本の大手アパレルと直接取引している。価格競争が厳しくなる中、コストメリットとODMを武器に業績を拡大中だ。
今回展では、機能素材やサステイナブル素材を使った商品を出展する。ゴルフなどのスポーツウエアに使われる機能素材を採用した製品を充実させる。