「AFF・東京2023」出展企業ピックアップ(20~22日、東京ビッグサイト)(4)
2023年09月19日 (火曜日)
〈東莞市麦多多日用品製造/エコな蜜蝋ラップ〉
2019年に設立された綿布製品のメーカー。再利用が可能な綿製の蜜蝋(みつろう)フードラップが主力アイテムだ。輸出がメインで、仕向け地は、欧米、豪州、ニュージーランド、日本、シンガポールなど。
綿布で作られた蜜蝋ラップは、プラスチック製の粘着フィルムの代替品だ。粘着フィルムのラップ同様、果物や野菜、パンなどの鮮度を保てる。繰り返し使えるため、環境にも優しい。
初参加の今回展では、生分解性を持つ蜜蝋ラップを訴求する。
〈嘉興奇睿装備科技/PVC使いラバーマット〉
2021年に設立された敷物のメーカー。日産能力は、5千平方メートル。商品は環境に配慮して生産された原料を使用し、耐久性が高いのが強みだ。主な生産アイテムは、ポリ塩化ビニル(PVC)使いのマットやラバーマット、パイル生地のカーペットなど。
主力の北米と欧州向けはロシアのウクライナ侵攻などの影響を受け、芳しくない。そのため、日本開拓に注力する。高品質の製品と競争力のある価格を武器にしていく。
初出展の今回は、マットとラバーマットなどの新製品を出展する。
〈嘉善翔宇旅遊用品/PP素材キャリーバッグ〉
2011年に設立されたキャリーバッグやスーツケースのメーカー。メインアイテムは、中国の自社工場で生産するポリプロピレン(PP)素材使いのキャリーバッグ。売り上げ全体の95%が輸出で、仕向け地は東南アジア、米国、欧州など。
中国に加え、タイでも生産している。タイ工場の生産アイテムは、PC(ポリカーボネート)とABS樹脂使いのキャリーバッグ。
日本の顧客と直接接触するため、同展に初出展する。PP製キャリーバッグの既存商品と新デザイン2種を訴求する。
〈南通満燕貿易/プリーツ加工のアパレル〉
2014年に設立されたアパレル工場。ワンピースやジャケット、コート、シャツなどさまざまなキッズウエアを生産。価格競争力があり、納期を厳守し、品質も高いことが強みと自負する。
日本向けに特化し、商社経由と直貿を展開する。近年の年間売り上げ規模は1千万ドル程度を維持する。
日本市場深耕のため、品質と納期の精度をさらに高める。日本に拠点を設ける計画もある。
初出展の今回は、プリーツ加工のアパレルを打ち出す。着痩せ効果などをアピールする。
〈南通華奥襪業/抗菌・防臭などの機能性靴下〉
2007年に設立されたレッグウエアのメーカー。工場の建築面積は4800平方メートルで、従業員は60人超、年産能力は1千万足超。生産アイテムは2本どり靴下、パイル編み、フリースソックス、アームカバー、パンスト、フロアスリッパなど。輸出に特化している。
日本向けは直貿と商社経由で展開。受注は近年、減少傾向にあり、受注価格も低下している。そのため、新規顧客の開拓の重要性が増している。
初出展の今回は、抗菌・防臭・冷感・吸湿発熱などの機能性靴下を前面に打ち出す。