ごえんぼう

2023年10月04日 (水曜日)

 繊維企業トップから、「1社ではできなくても、力を合わせればできることがある」という言葉をよく聞く。その通りだと思う▼コラボレーション、協業、連携、共創、チーム化――。こうした言葉が頻繁に本紙面にも登場する。日本の繊維産業は分業で成り立ち、中小零細規模が圧倒的。国内市場は縮小が不可避で、海外市場を狙うにも1社単独では心もとない。製と製、販と販、製と販、産と学、産と官が力を合わせるのは理にかなっている▼最近、晩御飯作りを妻と分担することにした。以前から家事全般を分担してきたし、子育てにはむしろ筆者のほうが積極的に関わってきた。でも、晩御飯は妻に任せっ放しだった。その正当な理由が見当たらなかったので、月、水の晩御飯は筆者が作ると提案した。さらなる家庭円満を目指したものでもある▼繊維界隈では協業の具体的な成果が各所で表れてきた。わが家の協業の成果やいかに。