AFF・大阪開幕/初の秋展に新規出展多数/新しい商機に期待
2023年10月25日 (水曜日)
「AFF・大阪2023AUTUMN」が24日、マイドームおおさか(大阪市中央区)で開幕した。AFF(アジア・ファッション・フェア)は例年春に大阪で開いてきたが、秋の大阪開催は初めて。約200社・250ブースがそろう。その半分が新規出展者で、新たな商機に期待がかかる。会期は26日まで。
初出展の東莞市南耀スマート服科学技術は、電動ファン(EF)付きウエアや電熱式保温(EH)ウエアで日本市場に実績がある。今回、さらに新商品で市場のニーズを探るため参加した。新商品の温冷交換式温度調節ベストは、冷却と加熱の切り替えが可能で冷水や温水を循環させて、体に快適な温度に保つ。
履物製造卸の丸五(岡山県倉敷市)グループの丸五〈上海〉商貿も初出展。同社では履物以外も取り扱いがあり、今回展では帽子を訴求する。24秋冬向けにトレンドの帽子を提案するほか、ヘルメットにかぶせる帽子などもそろえた。
バングラデシュの縫製工場BLJApparelsは19年の東京展につづき、2回目の参加。同社は、子供たちが教育を受けられるように設立された。モノ作りでも自社工場にソーラーパネルを設置するなど環境に配慮する。オーガニックコットン使いのベビー服などを紹介し、新規取引先の開拓を目指す。
継続出展の石家荘達一奇貿易は、日本向けの環境が厳しい中、機能素材使いで差別化を図る。今回展では、接触冷感や防水などの機能性を訴求する。