繊維ニュース

大商とKanFA/協業促進、価値高め海外へ/展示会&セミナー共催

2023年11月01日 (水曜日)

 大阪商工会議所と関西の繊維産業活性化を目指す有志で構成する「せんば適塾」(事務局=関西ファッション連合〈KanFA〉)は21、22の両日、「リボーン・ジャパン~海外協業でブランド価値を高める~」をテーマにした合同展示会・セミナーを、綿業会館(大阪市中央区)で開く。入場無料。

 同会議所が主催する「ファッション・イノベーション展」とせんば適塾による「ビジネスマッチングフォーラム」は昨年も同一日程、同一会場で開いている。初日が午後1時~同5時、2日目が午前10時~午後5時の1・5日開催。

 ファッション・イノベーション展には、伊藤忠ファッションシステム、小泉アパレル、三喜商事、島精機製作所・日本製紙、田村駒、永井撚糸、丸紅インテックス、タイ王国大阪総領事館商務部、大韓貿易投資振興公社KOTRA大阪貿易館、日印国際産業振興協会、香港貿易発展局大阪事務所、上田安子服飾専門学校、大阪文化服装学院、国際ファッション専門職大学、マロニエファッションデザイン専門学校が出展する。

 ビジネスマッチングフォーラムには、二口製紐、ワイ・アール・ティ、コスモテキスタイル、柴屋、三恵メリヤス、谷川、大江、立野矢、フクオカ機業、棉生テキスタイル、泉工業、青野パイル、妙中パイル織物、日本ハイパイル、松岡織物、林与、村上メリヤス、大城戸織布、三昌、丸和ニット、吉田染工が出展。各出展者ブースのほか、出展各社の生地で作った同じ形の帽子も展示し、生地の“違い”を訴求する。

 21日のセミナー・トークセッションでは、伊藤忠ファッションシステムや小泉アパレル、三恵メリヤスなどの講師陣が海外をテーマに講演する。22日には出展者によるプレゼンテーション&交流会も設ける。出展各社の生地を使ってファブリックパネルを製作するワークショップも開く(有料)。

 同会議所の大西寛繊維部会長(大西社長)は開催を前に、「中小企業が海外進出するには協業が不可欠。その促進の場にしたい。そして、ここで生まれた流れを大阪・関西万博にもつなげていきたい」と抱負を語っている。