繊維ニュース

東レ/福井で新製品報告会/クラスター会員に紹介

2023年11月08日 (水曜日)

 東レは6日、福井市にぎわい交流施設ハピリンホール(福井市)で東レ合繊クラスター会員企業向けの繊維新製品報告会を開催した。会員企業から約90人が参加し、新素材への期待や新しい商品開発への前向きな声が寄せられた。

 報告会は「サステナビリティ社会実現に寄与するSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)製品の開発」をテーマとし、繊維関連の研究開発部署(フィラメント技術部、産業用フィラメント技術部、ステープルファイバー技術部、テキスタイル機能資材開発センター、繊維研究所)が、最新の繊維製品と高次加工技術を報告。バイオマス原料由来繊維、マテリアル/ケミカルリサイクル繊維、有害物質の使用を抑えた高次加工技術などの環境配慮型製品や、独自の複合紡糸技術「ナノデザイン」を駆使した環境配慮型繊維製品の高度化技術を紹介した。

 同報告会は、東レ合繊クラスターの会員企業とともに新しいモノ作りを進めることを目的に開催しているもの。2002年に立ち上げてから2年ごとに開催しており、今回で11回目。