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シキボウ/発色の良さと高吸水性/米CFにフィスコ使いタオル

2023年11月22日 (水曜日)

 シキボウはこのほど、厳選した綿100%を使った連続シルケット加工糸「FISCO」(フィスコ)で織ったタオル「SENREI」を米国のクラウドファンディングサイト「キックスターター」に出品した。

 フィスコはグループ企業のシキボウ江南(愛知県江南市)が国内で唯一生産する糸で、発色の良さとタオルに適した高吸水性などが特徴になる。

 今回出品したSENREIではティール、グレー、ネービーの3色をフェース、バスの2サイズでそろえた。

 キックスターターの出資募集ページでは吸水性や洗濯耐久性の高さ、最適なパイル長でほどよい硬さになる風合いなどをアピール。タオルを織布する愛媛県・今治産地のタオル製造業、藤高の歴史や技術の高さなども紹介している。

 シキボウの戦略素材企画推進室によると、米国のクラウドファンディングへの製品出品は同社初の試み。フィスコを使うことで鮮やかな発色や適度な硬さが海外のタオルの好みに合うとみているほか、フィスコの海外市場での知名度向上も見込む。