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三菱ケミカルG/植物由来樹脂で海洋生分解認証/JBPAから

2023年12月13日 (水曜日)

 三菱ケミカルグループ(G)が販売する植物由来生分解性樹脂「BioPBS」のポリブチレンサクシネートアジペートグレードがこのほど、日本バイオプラスチック協会(JBPA)の「海洋生分解性バイオマスプラ」認証を取得した。

 JBPAの海洋生分解性プラ識別表示制度では、ポジティブリスト制度を採用し、海洋での生分解性および安全性を確認したプラスチック製品を認証・登録している。バイオマスプラスチック度が25%以上の場合は、海洋生分解性バイオマスプラとして認定される。

 BioPBSは、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解される。低温ヒートシール性、柔軟性などが他の生分解性樹脂よりも優れているとし、食品包装材やカトラリー、釣り具などで採用が広がっている。