繊維ニュース

三菱ケミカルグループ/植物由来原料の塗料がローソンに/建材用途で初

2023年12月27日 (水曜日)

 三菱ケミカルグループが販売する植物由来のポリカーボネートジオール「ベネビオール」を原料とする塗料が、北海道帯広市に開設された「ローソン帯広西21条南四丁目店」の内装仕上げ用で採用された。建材塗料での採用は初めて。

 ベネビオールは、植物由来の原料から作られた新しい化学構造を持つポリカーボネートジオールで、最大92%のバイオ化度を持つ。石油由来の製品よりも耐久性や耐薬品性に優れ、自動車、家具、アウトドア用品向けの塗料・コーティング剤、合成皮革、人工皮革などに使われている。

 今回の採用は、日本の塗料・建築業界におけるグリーントランスフォーメーションの先行事例になるとし、ベネビオールの展開を通じて、高付加価値製品の提供とサステイナブル社会の実現に貢献する。