麻絲商会 国内外で発信力強化
2023年12月28日 (木曜日)
湖東産地の産元、麻絲商会(滋賀県東近江市)は海外展への参加や個展開催などを通じ、改めて発信力強化に努める。来年1月30日~2月1日にイタリアで開かれる「ミラノ・ウニカ(MU)25春夏」に出展するほか、3月8日には東京・渋谷で十数年ぶりとなる個展を開く。
同社は近年、日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)がMU内に設ける日本コーナー「ザ・ジャパン・オブザーバトリー」(JOB)に、湖東繊維工業協同組合の一員として継続出展してきた。来年のMUにも参加し、海外顧客へ日本独自の麻生地を中心に多彩な生地を訴求する。
国内では「プレミアム・テキスタイル・ジャパン」(PTJ)展に出展してきたが、「5月の提案では遅い」として来年は3月に個展を開くことにした。縫製地が中国からASEAN地域へシフトしていることなどに伴い、製品企画の早期化が顕著なことが背景にある。同社への生地発注も以前に比べて1カ月ほど早くなっていると言う。
MUと個展に向けて新作生地の企画開発を続けている。テーマの一つはサステイナブル。再生綿とオーガニック綿との混紡糸、オーガニックリネン、ヘンプ、シルク、キュプラ繊維、レーヨン、再生ナイロンなどを使った新作生地を充実させる。
産地内の染色加工場、大長(滋賀県東近江市)や澤染工(同)などと協働する先染め生地や、高次加工生地も日本独自の付加価値品として注目されそうだ。





