日本不織布協会/協会活動を活発化/ANNA塾も復活

2024年01月17日 (水曜日)

 日本不織布協会は12日、大阪市内のホテルで関西地区賀詞交歓会を開いた。会員企業など292人が出席した。

 あいさつした三木雅人会長(三木特種製紙社長)は冒頭、能登半島地震で亡くなった人に弔意を示した後、2023年の不織布業界を振り返り「新型コロナウイルス感染症の5類移行で経済活動が活発化し、日本の不織布生産も回復すると見ていたが、結果的には30万トン割れの22年をさらに下回り、26万トン台と前年比8~9%減となった」との見通しを示した。

 23年は自動車資材は持ち直したものの、医療・衛材、生活資材が大きく落ち込んだことが響いたと分析。24年も需要動向、原燃料高騰、コロナ禍で乱れたサプライチェーンなど「23年と同じ様相が続く」と述べた。

 その中で協会としてコロナ禍前よりも活動を活発化し、中断していた若手育成プログラム「ANNA塾」を復活させることを明らかにした。

 また、5月に台湾で開催されるアジア不織布産業総合展示会・会議「ANEX2024」の成功に向けて会員各社に協力を依頼した。