インド繊維・ファッション関連企業/提案力高め日本市場開拓/ITFでも多様に訴求

2024年01月23日 (火曜日)

 インドの繊維・ファッション関連企業が提案力を高めている。価格面での利点に加え、品質やデザイン、納期対応をはじめとするさまざまな角度から日本企業が求めている価値に応じる。このほど東京都内で開催された「第13回インドトレンドフェア」(ITF)でもインド企業のそのような姿が目立った。

 同展は、日印国際産業振興協会(JIIPA)とインドの毛織物輸出促進協議会(WWEPC)の共催。JIIPAは「インドの繊維製品はレベルが上がり、日本の価値観に合った生地や製品の開発にも力を入れている。興味を示す日本企業は確実に増えている」(ディレクターのヴィックラム・クマール氏)と強調する。

 多くの出展企業の中でも目を引いたのはPPEセーフティー(クジャラート州)だ。フライトジャケットをはじめとするカジュアルウエアとともにワークウエアを並べた。防火や防水をはじめとする多様な機能を付与できるが、今回は再帰反射材を使った視認性の高い作業服などを紹介した。

 クルビ クロージング(ニューデリー)は、革製品を扱う企業。ライダースジャケットやファッション系ジャケットなどを展開する。「日本向けの革製品は中国やパキスタンがライバル。対中国では価格面で利点があり、対パキスタンではクオリティーで優位性が発揮できる」と話す。

 エコリース(ウッタル・プラデーシュ州)は、シャツ、ジャケット、スカート、クッションカバーなどを展開する。日本やインドの文化に着目した商品をそろえ、日本の古切手をデザインしたジャケットを並べた。そのほか、工場にある残糸を使ったジャケットも展示した。

 トリバーグ・インターナショナル(グルガーオン)は、衣料品を中心に、バッグやアクセサリーなどライフスタイルアイテム全般を扱う商社。英国や北米の有名ブランドとの商売が主力だが、新たに日本市場への参入を目指す。糸からハンドリングでき、「デザインを含めたワンストップでのODM対応が強み」と話す。

 手作りのレザージャーナル(手帳、ノート)を紹介したのがジャイプル ボックス(ジャイプル)。牛やヤギ、バッファロ―などの皮革を使用し、リサイクルコットン製の紙を用いて製造する。米国やオランダ、豪州での販売が中心で、日本市場の開拓に取り組む。