繊維ニュース

「バラート・テックス」2月開催/印繊維産業の総合力発信/ジャパンパビリオンも

2024年01月24日 (水曜日)

 インド繊維産業の総合力を結集した、テキスタイル・アパレル&衣料品生産設備展示会「Bharat Tex2024」(バラート・テックス)が、2月26~29日に同国ニューデリーで開かれる。インド政府繊維省後援の下、繊維輸出促進評議会のコンソーシアムが主催する。

 日印国際産業振興協会(JIIPA)は、同展にジャパンパビリオンを設置するとともに、日本人バイヤー向け視察ツアーで来場も促進。両国間のビジネス活性化を後押しする。これに先立つ16~18日に開催された「第13回インドトレンドフェア東京2024」には約800人が来場し、活発な商談が展開された。バラート・テックスにも期待がかかる。

 JIIPAのゴドデガ・プラシャント理事長は、「バラート・テックス2024は、ナンドラ・モディ首相が提唱する『メイク・イン・インディア』、そして農場から繊維、工場、ファッション、海外へという『5Fビジョン』を具現化したもの」と強調。原材料から最終製品までバリューチェーン全体にわたる高い国際競争力、持続可能な繊維製造ハブとしてのインドの強みを発信する。

 生地・製品と機械設備関係を二つのコンベンションセンターに分け開催。インド国内28州はもとより、海外を含め約5千社が出展、4万人以上(うち海外3千人)の来場を見込む。持続可能性やグローバルサプライチェーン、デジタル化など12のテーマ別セッション、双方向性の生地テストゾーンなども展開。繊維産業全体の振興、国際協力の促進、経済成長の促進を図る。

 ジャパンパビリオンには1月中旬時点で、ヤギ、興和、スタイレム・インターナショナル、カケンテストセンター、ニッセンケン品質評価センターなど12社が出展予定。日本人バイヤー向け視察ツアーを企画し、五つ星ホテル無料宿泊やガラディナー、空港と会場の無料送迎などのサービスを提供する。現在100人以上の申し込みがあるという。引き続き出展者、ツアー参加バイヤーを募る。