繊維ニュース

豊島/オーガビッツ20周年/記念のデザインや製品など

2024年01月25日 (木曜日)

 豊島が展開する、オーガニックコットンの普及を通じて社会に貢献するプロジェクト「オーガビッツ」が、2025年8月29日に開始から20周年を迎える。この記念日までの期間、ファッションブランドや生活者に向け、20周年に関連した各種の共同事業やイベントを実施していく。

 オーガビッツは、アイテムにオーガニックコットンを10%以上使用することを要件とし、ファッショブランドに参画を呼び掛けてきた。23年6月末時点で150を超えるブランドが参加し、累計1100万点以上のアイテムが生産された。

 オーガビッツを導入したアイテムの価格には、オーガニックコットンの農家や関連するNPO法人を支援する寄付金が含まれている。取り組みを開始した12年から23年8月までの寄付金の累計額は、6617万3440円に上った。

 20周年企画では、オーガビッツと日本クリニクラウン協会との協業限定で、ファッションアイテムや雑貨に赤鼻を付けたキャラクターデザインを使用できる。既存のスヌーピーのほか、サンリオのハローキティなども品ぞろえに加わった。デザインを導入したアイテムの売り上げの一部が、病院で過ごす子供たちに笑顔を届けるクリニクラウン(臨床道化師)の活動に寄付される。

 オーガビッツを導入すれば、小松みどり、JIJI、南夏希といった人気クリエーター3氏が手掛けたデザインを無償で使用できる。

 豊島の電子商取引(EC)サイト「リサーキュレット」でも、独自の20周年記念商品を販売する。