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豊田市「ニューバイブズ」/TGCで脱炭素活動発信/若者に循環型未来訴える

2024年02月06日 (火曜日)

 愛知県豊田市は、3月に東京都で開かれる「第38回東京ガールズコレクション(TGC)2024春夏」のステージから、脱炭素社会推進プロモーション事業「ニューバイブズ」の取り組みを発信する。同市が会場となった国際的なラリー大会の公式グッズの制作、衣類の回収といった活動の内容を、全国の若い世代に紹介する。

 ニューバイブズは50年のゼロカーボンシティの実現に向け、若い世代が脱炭素化について考察し、行動を起こすきっかけ作りを目指す産学官民連携事業。「衣類の資源循環」をテーマに、多彩な取り組みを実施する。23年6月に開始する際には、豊島、W TOKYO(東京都渋谷区)と「『ゼロカーボンシティ』の推進に関する連携協定」を締結した。

 事業には地元の大学生や高等専門学校生が参画している。同市が昨年11月に開催した「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」のオリジナルTシャツの制作・販売に携わった。Tシャツは学生がデザインを考案し、豊島の支援を受けて完成させた。

 TGCでの発信は、同イベントを企画・制作するW TOKYOとの連携協定締結がきっかけとなって実現したと言う。

 同事業の実施に当たっては、企業版ふるさと納税制度を活用し、豊島、TOPPAN、第一生命保険、トムラ・ジャパン(東京都中央区)、モリリンの支援・協力を受けている。