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東レリサーチセンター/琵琶湖半導体構想に参画/最先端材料の社会実装支援

2024年02月14日 (水曜日)

 東レリサーチセンター(TRC)は、先端半導体の確保や先端半導体材料による省エネ・グリーン化を目指すPatentix(滋賀県草津市)が推進する琵琶湖半導体構想に参画。最先端半導体材料の社会実装に向けた研究・技術開発における課題解決を支援する。

 Patentixは、立命館大学発のベンチャー。同大学総合科学技術研究機構の金子健太郎教授・RARAフェローと共同で研究・技術開発しているGeO2半導体エピウエハの早期供給に向け、琵琶湖半導体構想の可能性を掲げ、企業連携を促進している。

 同構想は、経済安全保障に関する先端半導体の確保などを目的とし、琵琶湖を中心とした広域交通基盤を利用して早期供給体制を図る。TRCは、半導体に関する先端分析装置が滋賀にあること、また半導体に関する高度分析技術が高く評価されたことから構想への参画を決めた。