繊維ニュース

中国紡織 糸メーカーと生地開発

2024年03月01日 (金曜日)

 デニムを主力とする織物製造の中国紡織(広島県福山市)は糸から差別化した生地開発に力を入れている。糸メーカーとも協力しながら、他社にない生地の開発を進めている。

 このほど開発したのは、経糸と緯糸に綿とポリエステルの混紡糸を採用した生地にインディゴ染めを施したもの。ポリエステル部分が染まらないため、絣(かすり)調の見た目になる。特殊糸製造を主力とするミマス(三重県玉城町)が製造する糸を使い、綿70%・麻30%の、シャリ感のあるデニムも開発した。

 これらの生地は、イタリア・ミラノで1月30日~2月1日に開かれた国際的な生地見本市「ミラノ・ウニカ」に出品。溝口公生取締役デニム事業部長は「スラブ糸を使ったヘビーオンスデニムや刺し子風デニムなどの反響も良かった」と話す。

 今後も引き続き、糸メーカーと共同で生地開発を進める。ミマスとは現在、同社のリネン糸を使ってリネン100%のデニム調生地を開発中だ。デニムの経糸はロープ染色で染めるのが一般的だが、リネン糸はそれが難しかったことから、チーズ染色を採用した。これから試織をしていく。

 ラメ糸製造卸の泉工業(京都府城陽市)とも協業する。経糸に綿糸、緯糸に同社のパール調ラメ糸を採用した、光沢感のある生地を開発。今後は経糸にインディゴ糸を使った生地の開発にも取り組む。