中国から届く新たな風 ザ・メーカーズ・アパレルショー (2)
2024年03月12日 (火曜日)
ニーズに応じ各拠点で生産
紳士用のボトムスやコートなどを中心に生産する迪尚集団は、十数年にわたって日本と商売を行ってきた。当初は欧州向けがメインだったが、2023年は売上高の約40%が日本市場向けとなるなど、過去最高を記録した。今後さらに増やしたいと意気込みを見せる。
中国国内のほか、ベトナムとミャンマー、バングラデシュなどに自社工場を持つ。ただ、ミャンマーでの生産は「政情などを不安視する日本の顧客が多い」とし、これまでニットが主体だったバングラデシュに布帛の縫製工場を立ち上げる。6月にも稼働を開始する予定だ。
ロットは、顧客の要望に柔軟に応じる。千枚の小ロットには中国工場で対応し、2千~5千枚はベトナムで、5千枚以上はミャンマーとバングラデシュで対応する。環境配慮型素材や高機能素材にも対応し、日本向けでは吸光発熱・蓄熱の裏起毛素材を提案する。
嘉興精瑞アパレルは、ニットを中心に婦人服から紳士服、子供服まで幅広いアイテムを生産する企業だ。長く経験を積んだパタンナーのほか、糸や原材料調達の専門スタッフを抱えているのが強み。「日本は信頼できる市場」と話し、積極拡大を狙う。
中国の浙江省とミャンマーに自家工場がある。浙江省の工場には横編み機80台を設置し、ミャンマーの工場にも約100台の横編み機を設置し、リンキングミシンも保有している。
最小ロットは千枚だが、ミャンマー工場では大ロットにも対応する。価格競争力もある。政情不安がささやかれるミャンマーだが、セレクトショップ向けなどで実績も持つなど、「工場が立地する地域は大きな問題は起こっていない」とした。
嘉興市杉恵服飾は、13年の設立から一貫して対日輸出に力を入れてきた。婦人を中心にニットからダウン、レザー、ワンピース、スポーツウエアまで幅広く展開し、全体の売上高は1300万㌦に達する。半分以上が日本向けとなっている。
嘉興市に生産拠点を持ち、年産100万枚の規模を誇る。短納期・小ロット対応を強みの一つとしており、最短納期は30日。ロットも100枚から対応するが、「場合によっては50枚にも応じる」と話した。
短納期・小ロット対応に加えて、日本の企業が求めている品質にも自信があると強調し、「24年の日本向けの目標は700万~750万㌦」とした。





