林田「レセント」/今春からサイズ調整/より完璧な一着へ進化
2024年03月15日 (金曜日)
カジュアルニットアパレルの林田(大阪市東成区)は独自ブランド「レセント」のカラーオーダーニットで、身丈と袖丈の長さを変えるサイズ調整を開始した。
レセントは既製品以外にセーター、ベスト、カーディガンなどカジュアルアイテムのオーダー事業を展開し、全国25の百貨店に売り場を構える。
高級天然素材100%にこだわり、カシミヤ、シルク、海島綿の3種類をそろえ、全38色から選べる。採寸はJIS規格に基づき、メンズで5段階(S~3L)、レディースで4段階(S~2L)に体形区分し、細かなサイズ調整は個別対応している。
「元来ニットは編み地の性質上、布帛のように裁断すると編み目がほどけてしまう」(林田誠司社長)ため、サイズ調整には1着ずつ編み地の設計から修正することが必要。受注するアイテムは全て和歌山県田辺市の直営ニット工場で生産しており、熟練職人が丁寧に仕上げている。この職人気質な環境を生かし、ジャストフィットのシステム構築に着手した。
身丈、袖丈を2センチごと、最大8センチまで短く、もしくは長くできる。料金については、長くする分が2センチ単位で2200円から、最大8800円まで加算される。短くする分は2200円一律。気軽にサイズ調整に応じることで、顧客満足度を一段と高めている。