繊維ニュース

岡山県倉敷市×新宿高島屋/新宿でデニムイベント/製品販売やワークショップなど

2024年03月25日 (月曜日)

 岡山県倉敷市と新宿高島屋は連携し、デニム産業の盛んな三備産地の製品や技術をPRするイベント「シンジュクデニムスクランブル」を27日~4月2日に新宿高島屋で開く。デニム製品の販売に加え、ワークショップ、トークショーなどを開き、同産地の魅力を発信する。

 ブランドでは「ブルーサクラ」「コジママーケットプレイス」「アライヤン」「ロロラボ」「マストロ」「アイノデ」などがデニム製品を販売する。

 併せてサステイナブルな製品もそろえる。高島屋では循環型社会の実現を目指すプロジェクト(PJ)「デパート・デ・ループ」に取り組んでいる。その中では、クラボウの裁断片などを開繊・反毛技術で再資源化する「ループラス」を活用し、顧客から回収した不要なデニム製品をアップサイクルする取り組みも進めている。同PJとコラボレーションした「レッドカードトーキョー」「ジョンブル」の製品も販売する。

 イベント期間中には不要になったデニム衣料品を回収するキャンペーンも実施。回収した製品はループラスによって新たな生地に再生し、2025年春に高島屋の新作アイテムとして販売する。併せて、イベント後の4月10日~5月7日の期間にもデニム製品の回収を行う。対象店舗は高島屋の日本橋店、新宿店、横浜店、大阪店、京都店。

 さらに、文化服装学院アパレルデザイン科の学生4人が“循環”をテーマに、デザインから縫製まで手掛けたデニムウエアの販売も行う。

 30、31日には、持ち込んだジーンズへの加工やバッグのカスタムオーダーなどが体験できるワークショップを開催する。30日は、レッドカードトーキョーなどのブランドを監修するドクターデニムホンザワの本澤裕治代表と、岡山県を拠点にデニムブランドの展開や宿泊施設を運営するITONAMI(イトナミ、倉敷市)の島田舜介代表取締役CEOによるトークショーも開く。