『AFF大阪2024』 出展企業ピックアップ(1)
2024年03月26日 (火曜日)
日本向け強化
日本最大級のアパレルOEM/ODM展示会「AFF大阪2024」が4月9~11日、マイドームおおさか(大阪市中央区)で開かれる。約360の出展者から注目の企業を紹介する。
青島恒潤達服飾 日本向け寝間着メーカー
2010年に設立された寝間着とホームウエアのメーカー。日本向けに特化している。高品質と短納期、QR対応を強みと自負する。自社工場は、山東省青島から車で1時間半の同省諸城にある。従業員は約100人。
ここ数年の業績は安定している。日本向けは、直販と商社経由の双方で展開。従来のメインアイテムは、高年齢層向けの寝間着だったが、若者向け開拓のため、ファッション性の高い製品を手掛けていく意向を持つ。
12回目の出展の今回は、寝間着、ホームウエア、介護服、授乳服をアピールする。吸水速乾、抗菌防臭などの機能素材使いを打ち出す。
石家庄富察森貿易 雨がっぱとシャワーカーテン
12年に設立されたレインコートの貿易会社。防水・防風機能を持つアウトドアウエアや、コートなども取り扱う。新製品の開発が得意。
中国内販と輸出の双方を展開する。輸出額の仕向け地別構成比は欧州85%、日本15%。今後3年間、日本市場の開拓を強化する方針で、日本向け売り上げを全体の25%にする。そのために、日本国内の展示会への積極的な出展と、日本の有力販売代理店の開拓に取り組む。
初出展の今回は、レインコートとシャワーカーテン、テーブルクロスを出展する。いずれもPVC(塩ビ)やポリエチレン(PE)などの素材を使用する。
厦門市揚力製衣 ガードルとボディースーツ
1998に設立されたインナーメーカー。福建省アモイにある自社工場の生産ラインは27ライン、従業員は640人。経験豊かな生産チームと開発チームが、日本、欧米、中国の大手ブランド向けの製品の生産に当たる。
日本向けは近年、欧米や中国向けと比べ、相対的に低迷しているが、ネット通販ブランドの新規開拓などで一部成果もある。日本国内の展示会出展を続け、新規開拓を進めたい考えだ。
今回展では、ガードル、ボディースーツ、ヨガウエア、ブラトップ、尿漏れパンツ、マタニティーパンツなどの付加価値の高い製品を訴求する。