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売上高過去最高も大幅減益/明石グループ

2024年03月26日 (火曜日)

 明石スクールユニフォームカンパニーなどを含む明石グループの2023年12月期連結決算は、売上高308億円(前期比2・9%増)、営業利益9億5800万円(15・4%減)、経常利益10億6000万円(12・9%減)、純利益6億4500万円(40・3%減)となった。売上高は過去最高となったものの、各種コストの上昇の影響で大幅減益となった。

 製品の受注期日を前倒し、無理な受注を控えたことに加え、備蓄在庫を増やすなど対策を講じたことで、入学商戦では順調に納品が行えた。また、下半期には病院関係向けの大型案件の獲得なども奏功し、増収を確保できた。一方、人件費や生産コストの上昇などが響き、2期連続の減益となった。

 24年12月期は売上高315億円を計画。高付加価値商品の開発とともに、サプライチェーンにおいてはデジタル技術で企業を変革するDXの活用による効率的なシステム化を進める。