繊維ニュース

UTC/リサイクル原料など充実/18日からファッション素材展

2024年04月12日 (金曜日)

 ユニチカトレーディング(UTC)は18、19の両日、原宿OMビル(東京都渋谷区)でファッション衣料素材商談会を開催する。25春夏に向けてリサイクル原料使いなど環境配慮素材のラインアップを充実させた。24春夏対比で売上高10%増を計画する。

 重点プロモーション素材としてリサイクルポリエステル100%の6葉断面長繊維に特殊複合仮撚り加工を施した「ジュフィーMエコプラス」を打ち出す。天然素材調のドライな風合いとナチュラルな杢(もく)感のある織物を提案する。

 サイドバイサイド型ストレッチ素材「Z―10」もリサイクルポリエステルを50%使用した「Z―10エコプラス」を用意した。こちらは織物と丸編み地、トリコットでの提案となる。

 リサイクル原料を使用した常圧カチオン可染ポリエステル糸「A.H.Y」は染色工程でのエネルギー消費量や二酸化炭素排出量の削減につながる素材として織物と編み地で紹介する。工場で発生する廃材を原料として再利用したスパン調リサイクルナイロン素材「マックローリーエコプラス」はフッ素フリー撥水(はっすい)加工を施した生地を披露する。

 そのほか、バイオマス原料を使用したナイロン56短繊維「ビーメックスエコプラス」も加えて環境配慮型素材の重点提案に取り組む。