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篠原テキスタイル/改めて素材開発強化/国際認証取得に動く

2024年04月16日 (火曜日)

 デニム製造の篠原テキスタイル(広島県福山市)は今期(2025年3月期)、改めて素材開発に力を入れる。海外販路開拓を見据え、国際的なオーガニックテキスタイル認証の「グローバルオーガニックテキスタイルスタンダード」(GOTS)取得に向けても動く。

 同社は近年、イタリア・ミラノで開かれる国際的な生地見本市「ミラノ・ウニカ」などへ出展しながら海外販路の開拓を進めてきた。

 海外展への出展を重ねる中で、「『テンセル』リヨセル使いのデニムや、細番手の糸使いのデニムなど、当社の得意とする生地で勝負できる」(篠原由起社長)手応えを得た。今後は今一度、開発を強化し、特徴のある独自生地を作っていく。

 海外向けのビジネスにおいては「認証を取得しているかどうかを聞かれることが圧倒的に増えた」。そのため、GOTSの取得に向けて動いており、「年内には取得したい」とする。

 海外販路の開拓に向けては展示会への出展がメインだが、篠原社長は「海外客をラウンドしていくのもありかもしれない」との考えを示す。

 同社の24年3月期は増収を確保した。一方、原燃料価格など、さまざまなコストが上昇していることから、利益面は苦戦を強いられた。