青島徳隆紡織/環境切り口に提案/カポック使いも

2024年04月17日 (水曜日)

 寝装・インテリア企画製造のリュクス(大阪市西区)のグループ企業で、対日貿易などを手掛ける中国の青島徳隆紡織(山東省)は、日本で環境を切り口とした寝具寝装の提案を強める。

 同社は対日100%。ふとんカバーや敷パッド、キルトケットを生産する安丘徳隆寝装用品(山東省)など三つの生産工場を持ち、高速本縫いミシン350台以上、コンピュータキルティング機12台、単針キルティング機4台、ボンディング機2台がある。

 環境対応品では、カポック使いの敷パッドやふとんカバー、肌ふとんを訴求する。これまでも中わたにカポックを使用した寝具寝装を手掛けてきたが、25春夏に向けてカポックと綿、またはレーヨンの混紡糸使いの生地にも対応する。

 カポックの実は、1本の木から約50年間毎年収穫ができるため、木を伐採することなく採取できる。吸湿発熱性や保温性、抗菌防臭、防ダニの機能がある。

 排水が少ないインクジェットプリント使いで最小50枚程度から対応可能な寝装も提案する。

 このほど大阪市内で開かれた「AFF大阪2024春」でも訴求した。