「江蘇省輸出商品展示会」出展企業ピックアップ(21~23日、マイドームおおさか)(前)
2024年05月20日 (月曜日)
「第25回中国江蘇省輸出商品展示会」(主催:江蘇省商務庁)が21~23日の3日間、マイドームおおさか(大阪市中央区)で開かれる。アパレル、ホームファブリック、靴・帽子、日用品、ギフト、アウトドア用品などの180社近い企業が出展する。注目の出展社を紹介する。
〈フィギュアなど小物/江蘇国銘達精密技術〉
2021年に設立された小物メーカー。フィギュアや工芸品、ブルートゥースヘッドセットなどを生産する。輸出と中国内販の双方を展開。フィギュアと工芸品は内販向け、電子製品は主に輸出向けだ。
初出展の今回は、フィギュアをメインにアピールする。エコフレンドリーな樹脂材料と、ポリ塩化ビニル(PVC)の二つの原料使いを打ち出す。樹脂材料製品はハンドメードで、小ロット生産に最適。PVC製品は射出成形での生産で、大量生産向き。
〈キネシオテープとマスク/南京鹿特斯国際貿易〉
2012年に設立された医療用マスクや防護服などの製造販売会社。輸出に特化する。仕向け地は米国、ドイツ、フランス、日本、韓国、インドネシア、ベトナム、ブラジル。
日本向けは現在、マスクが中心。今後は、運動による障害や痛みを治療するキネシオロジー(人間運動機能学)に基づいたキネシオテープなどのスポーツケア用品を売り込む考えだ。
今回展では、各種マスクと、キネシオテープなどのスポーツケア用品をアピールする。
〈美容医療向けユニフォーム/徐州双辰服飾〉
2007年に設立された編み物製衣類メーカー。工場の従業員数150人、敷地面積1万4千平方メートルで、200台超の編み機などを導入する。生産アイテムは野球ユニフォーム、作業服、美容医療業界向けユニフォーム。月産能力は5万着だ。
2回目の出展となる今回は、静電気の発生を抑え、シワになりにくく、ファッション性を追求した美容医療業界向けユニフォームを出展する。小ロット生産(100着から)が可能なことをアピールする。
〈脚置き用スツール/無錫新汎美家居〉
2012年に設立された家具メーカー。主力アイテムは脚置き用のスツール。短納期に対応し、品質が安定していることが強みと自負する。
日本向けは現在、スーパーへの直販と商社経由の販売を展開している。日本市場のニーズに対応する新製品の開発を今後強化する計画を持つ。
2回目の出展となる今回は、バラエティー豊かなデザインを展開し、手触りが快適で、実用性を追求した脚置き用スツールを訴求する。
〈手刺しゅうの帯/江蘇繍達人工芸〉
2020年に設立された手刺しゅうの小物やタペストリーのメーカー。クロスステッチの壁画が得意。200人以上の刺しゅう職人がおり、多くが10年以上の経験を持つ熟練工と言う。
初出展の今回は、着物の帯や置物、刺しゅう壁画、マフラーを出展する。手作業で紡がれた高級シルク糸を使った帯は、全長10メートル、幅32・5センチで、上品でぜいたくな仕上がりを目指した。今回展を日本市場のニーズを理解し、拡販につなげる機会にしたいと言う。