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繊維リソースいしかわ/MUに初出展/18年ぶりの海外展

2024年06月27日 (木曜日)

 繊維リソースいしかわは、7月9~11日、イタリア・ミラノで開催されるテキスタイル見本市「ミラノウニカ」(MU)に初出展する。同社が海外展に出展するのは18年ぶり。「MU出展を通じて技術力を世界に発信し、震災を乗り越え、円安も追い風に海外顧客の獲得を目指す」とする。

 同社ブースには一村産業、カジレーネ(石川県かほく市)、前多(金沢市)、ムツミテキスタイル(石川県小松市)の4社が出展する。

 一村産業は快適ストレッチ素材、高通気素材、高機能スパンポリエステル素材を出品。自主企画のモノ作り、多様な原糸仕入れ、糸、生機リスクによる納期対応なども訴求する。

 カジレーネは自社の複合仮撚糸技術を生かした素材をアピール。超軽量仮撚素材、特許技術によるフリーカット織物、糸加工で独創的なハリ・コシを持つ素材、快適ストレッチ素材、透湿防水素材、特殊丸編みパイル素材、合繊・和紙複合素材などを提案する。

 前多はリサイクル糸を使用したサステイナビリティー素材などを出品。独自の混繊糸など、糸からの開発で差別化された発色性、風合いに優れた織物などを訴求する。

 ムツミテキスタイルはハイゲージジャカード生地によるダウンジャケット用やコンピュータージャカードのオリジナルダウン用素材、エコ素材、トリアセテート繊維複合のジャケット・パンツ用生地などを提案する。