東レなど6社/NEDO事業に採択/未利用資源活用など推進
2024年07月30日 (火曜日)
東レ、王子ホールディングス、バッカス・バイオイノベーション、日揮ホールディングス、ENEOSマテリアル、大阪ガスの6社は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「バイオものづくり革命推進事業」に対して「木質等の未利用資源を活用したものづくりエコシステム構築事業」を共同提案し、採択された。
化石資源を原料とした既存の製造プロセスから、バイオマスをベースとした製造プロセスに転換することを目指す。持続可能な原料の開発、微生物の育種、培養・分離・精製・加工プロセスの開発および生産実証を一貫して実施するという目標の下、6社の知見や技術を結集し、多種多様な技術や製品の社会実装を目指す。
東レが取り組むテーマは「未利用資源の原料化のための開発・実証」「目的物質の効率的生産を目指した微生物育種」「木質由来原料等を活用した各種素材の製品化技術開発」など。キャッサバイモ絞りかす(キャッサバパルプ)などから繊維・樹脂製品へのサプライチェーン実現に向け、技術融合とスケールアップ実証を推移する。
プロジェクトの事業期間は2024年度~31年度の予定。