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東レ合繊クラスター/産地連携の超軽量生地「JFW―JC」で披露

2024年10月29日 (火曜日)

 東レ合繊クラスターは、11月6~7日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される繊維総合見本市「JFWジャパン・クリエーション」(JFW―JC)に出展し、新たに開発した超軽量生地など“産地連携”によって生み出されたテキスタイルを多彩に披露する。

 新素材として、単糸繊度7・8デシテックスのリサイクルナイロン糸を使った超軽量生地や同33・3デシテックス以下の100%バイオマス由来ナイロン510糸を使用した軽量生地を出展する。染色時の染料や撥水(はっすい)剤の使用を最小化した軽量テキスタイルを紹介。速乾性があるため乾燥時に使用する熱エネルギーを抑制するほか、軽量性によって一般的な素材と比べて輸送時のエネルギーコスト低減も期待できる。

 そのほか、製品重量比で50%以上にリサイクル糸やバイオマス由来糸を使用し、非フッ素撥水加工剤を採用した「シンセティックマジック」、特殊撚糸と染色仕上げ加工で実現した麻調ポリエステル生地「パネリ」、特殊混繊糸加工によるウール調ポリエステル生地「エフレンディ」など産地企業の技術を融合することで生まれた高感度・サステイナブルなテキスタイルを多数紹介する。