ビッグボーン商事/気化冷却式で業績伸長/12月に新作発表も
2024年11月08日 (金曜日)
ワークウエア製造卸のビッグボーン商事(広島県福山市)は今夏、水分が蒸発する際の気化冷却を利用して体を冷やす動力不要の暑熱対策ベスト「アクアテック」シリーズが販売をけん引し業績が伸長した。7月単月としては売上高70%増、2025年1月期上半期(2~7月)でも30%増と躍進した。
アクアテックシリーズは、3層構造の生地の中央に水分を保持する機能を持つ特殊中わた素材を使用し、注入した水だけで長い時間冷感が持続する。電動ファン(EF)付きウエアと組み合わせて使うと相乗効果が得られることに加え、バッテリーを二つ持つ必要がない利点がある。
顧客の要望を取り入れて改良を重ねる方針で、12月3~6日にサンライズビル大阪(大阪市中央区)Cホールで開く展示会で新作を発表する。宮原義則常務取締役生産本部長兼企画本部長によると「25春夏はアクアテックで売上高8億円を目指す」。
9月は別注があり微増を確保したものの、暖冬により10月以降も好調が続くか懸念を示す。暖冬や端境期対策として定番セットアップ商品の備蓄を積み増して売り上げ確保につなげる。
中でも、「アーリーバードアルノ」のEBA196は、シリーズ累計販売数が100万点を突破する売れ筋。東レ「ライトフィックス」を生地に採用し、伸長率22%の耐久ストレッチを備えるスタイリッシュなモデル。現物在庫と仕掛り在庫を含め数年間の受注に対応できるだけの備蓄量を構える。