東洋紡エムシーとフランスベッド/介護用マットレス共同開発/「ブレスエアー」を採用
2024年11月14日 (木曜日)
東洋紡エムシーとフランスベッドはこのほど、東洋紡エムシーの3次元網状繊維構造体「ブレスエアー」を採用した介護用マットレス「ツインウェーブ」を共同開発した。15日からフランスベッドが販売とレンタルを開始する。
ツインウェーブは、中材に硬さの異なるブレスエアーを2層使用し、ハード面とソフト面のリバーシブル仕様とすることで使用者の好みや体形に合わせた寝心地を実現する。また、マットレスの端部はブレスエアーの繊維ループ密度を上げることで安定感を高めており、ベッドの端に座る姿勢(端座位)を取りやすくした。水洗いが可能なため、メンテナンス性にも優れる。
両社は、使用者の寝心地、立ち上がりやすさ、座りやすさ、介護者の負担軽減を目指して今回の開発に取り組んだ。現在、日本の総人口に占める65歳以上の割合は約3割となっていることから、今後も高齢化社会のニーズに応じた製品に開発を通じて介護現場などの課題解決に貢献することを目指す。