ごえんぼう

2024年11月28日 (木曜日)

 昨年、愛用していた米国規格のスニーカーが生産終了となった。いつでも購入できたシンプルシックなスニーカーだったが、それだけにショックは大きい▼間髪入れずにフリマアプリでは、プレミア価格で出品されるようになった。廃盤アイテムのプレ値は世の常、幻滅しながらアプリをパトロールすると、コメント欄に「当たり前のモノが次々となくなる」と嘆く声があった▼確かに日用品や食料品で、いつの間にか市場で見掛けなくなった商品も増えた。ある海外ブランドのスニーカーは日本での発売を「未定」とした。日本人は「買えない」もしくは「買わない」と判断したのかもしれない▼愛用する米国産のスエットやジーンズ、靴下もなくなるかも。既に米国産のジーンズはほぼ消滅し、生産地はアジア地域に替わった。物語性のあるバックボーンがなくなると戸惑う消費者も多いはず。似たような商品はあるが真作が欲しい。