ごえんぼう
2024年11月29日 (金曜日)
日々交わされる「お疲れさまです」。対面、リモート、メール、さまざまな場面で当り前のように使われる▼「疲れていないのに」とか「朝から『お疲れさま』はおかしい」などと違和感を抱く人もいるだろう。だが、片野秀樹著『休養学』に「日本人の8割は疲れている」とあった。氏が代表理事を務める日本リカバリー協会の10万人調査では、2017年の調査開始から緩やかに上昇し、ここ数年8割程度で推移。疲れは若い人ほど顕著で、20~30代女性では9割に上る▼「お疲れさま」は単なる決まり文句ではなく、実態を反映しているのかもしれない。そこで大切なのが休養だが、睡眠や何もしないことだけが休養ではない。運動、娯楽、人や自然との交流など活力を高めることも休養になるそう▼要は自分に合った休養を取ること。さらに休養中心の「オフファースト」生活で、オンタイムも充実するという。来年から試してみようか。