スタイレム瀧定大阪m.o.v.e.室 独自開発品で販売拡大
2024年12月13日 (金曜日)
スタイレム瀧定大阪(大阪市浪速区)のm.o.v.e.室は、独自開発の生地提案をスポーツ分野全般に広げている。市場は気候要因などで厳しさが見えるが、ターゲットの拡充と独自素材の訴求が奏功し、同室の販売は10月以降順調に推移している。
今後も抗菌・防臭の新素材やウールなどを打ち出し、拡販につなげる。
前年度(2024年1月期)は、ゴルフウエア向けを中心とした販売だったが、今年度はゴルフに絞ることなくスポーツ全般にターゲットを広げた。ゴルフ市場の一服感や原材料価格高騰、天候不順といった逆風が吹く中で、同室の販売は「年度後半からかなり良くなっている」と話す。
中でも独自開発生地の注目度が高まっているとし、原料からの別注を含め、独自品の提案を継続して強化する。フィンランドのノルディック・バイオテック・グループが製造する植物由来の抗菌剤を応用した加工「NordShield」の新提案をはじめ、多様な生地をそろえる。
NordShieldは、針葉樹抽出物や廃糖蜜抽出物などの天然由来成分を利用した新しい抗菌・防臭加工。汗や部屋干しの臭い菌の増殖を抑え、洗濯30回の耐久性を持つ。抗菌試験は、「JIS L 1902/菌液吸収法」で開発反の効果を確認している。
スポーツウエアでの採用が増えているウールの提案も強化する。羊毛が最終製品に至るまでの全ての製造工程において責任ある管理が行われていることを証明する国際的な認証基準「RWS(レスポンシブル・ウール・スタンダード)」の認証を受けたウールを使った生地を投入する。
ウール100%もしくは合繊複合を含めた生地に特殊な加工でウオッシャブルや防シワなどの機能を付与した「テックウール」も提案する。100番双糸を使った生地やポリエステル混でサッカー調を表現した生地、ウール100%に近江晒加工を施した生地といったバリエーションをそろえ、訴求する。
そのほかでは、生地の裏側にポリプロピレンを使用し、ワークアウト後の汗冷えや不快感を軽減する「ピーピーコンポ」、固体ポリマーを使用した新調温素材「パッシブ コントロール」、薄手のナイロンタフタシリーズなどをラインアップしている。





