繊維ニュース

スタイレム瀧定大阪など 配送効率化へ連携

2025年01月10日 (金曜日)

 スタイレム瀧定大阪(大阪市浪速区)は、阪急阪神エクスプレス、阪急阪神ロジパートナーズとの連携による物流改革に取り組む。反物の規格違いに対応する可変式輸送用ラックの開発やミルクラン方式の導入などによって効率化を図る。新可変式輸送用ラックを活用した共同配送は2月にスタートする。

 今回、3社が密接に連携することで、深刻化するドライバー不足や労働時間上限規制の適用、環境負荷低減という課題に対する配送モデルを新たに構築した。その一つが新しく開発した可変式輸送用ラックだ。繊維業界における配送効率化につながる「革新的な輸送用ラック」と強調する。

 新可変式輸送用ラックは、反物の特性に合わせ長さや高さの調整ができる。反物の規格の違いによる積載空間の無駄を解消するため積載効率が大幅に向上し、トラック台数の削減が図れる。効率的な配送設計によるミルクラン方式の導入で配送回数を減らし、CO2排出量を削減する。

 可変式輸送用ラックなどの仕組みを整えて荷役作業の効率を高め、トラックの待機時間短縮、ドライバーの労働時間削減、作業者の負担軽減を目指す。トライアルを実施した物流現場からは「トラックまで反物を取りにいく必要がなくなった」「作業者の負担が大きく軽減された」といった評価を得ている。

 今回の取り組みは、物流の効率化および環境負荷低減に寄与する事業として「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律(物流総合効率化法)」に基づく総合効率化計画の認定を受けた。今後はプロジェクトを発展させ、物流課題の解決を通じて社会と環境に貢献するとしている。