繊維ニュース

クラボウ/タオルハンカチ寄付に大阪市から感謝状

2025年02月14日 (金曜日)

 クラボウが大阪市にタオルハンカチを寄付したことに対し、12日、大阪市役所で感謝状の贈呈式が行われた。

 クラボウは2016年から大阪市へタオルハンカチを寄付している。今年は、昨年までの抗菌・抗ウイルス加工「クレンゼ」に替わり、生地の裁断片などを開繊・反毛技術で再資源化する取り組み「ループラス」を活用した今治産のタオルハンカチを寄付した。

 同社の社会貢献活動「10―100(テン・ハンドレッド)プロジェクト」では、地域の清掃活動に参加する従業員が累計10人に達するごとに100枚を寄付する仕組みで、今年は1762枚を寄付した。

 寄付されたタオルハンカチは、大阪市を通じて市内の障害者(児)福祉施設、高齢者福祉施設、児童福祉施設など40施設に配分される。

 感謝状を受け取ったクラボウの小松亮執行役員は「社会の環境意識の高まりに合わせ、今回からループラスを使ったタオルに変更した」と述べた。

 大阪市からは坂田洋一福祉局長らが出席し、「毎回、頂いたタオルを活用したいとの希望が多くの施設から寄せられる」など謝意を伝えた。

 小松執行役員は「テン・ハンドレッドプロジェクトをさらに推進し、より多くのタオルを今後も寄付できるように努めたい」と応じた。