ごえんぼう
2025年04月07日 (月曜日)
「ヒドゥン(隠れた)・チャンピオン」は、一般には広く知られていないものの、特定のニッチ市場で世界的なシェアを誇る中小企業を指す▼ドイツの経営学者ハーマン・サイモン氏の研究によれば、2014年時点でドイツに1307社、日本に220社のヒドゥン・チャンピオンが存在していたと言う。ドイツは輸出に強い一方、日本は大企業による系列化が進み、そのため輸出に弱いとされる▼先日、信州大学でドイツのアーヘン工科大学・繊維技術研究所のトーマス・グリース教授が講演した。同国では、学生が企業のインターンとして2~3年間勤務し、新製品の開発に携わった場合、修士号または博士号の取得が可能。これを「工科大学の優れた点」と評していた▼日本では高校教育が無償化となり、今月から多子世帯を対象に大学無償化も始まった。教育の質を考えるとこれが本当に良いのか。教育の中身ももっと考えねば。