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スタイレム瀧定大阪 1月期は増収増益

2025年04月08日 (火曜日)

 スタイレム瀧定大阪の2025年1月期グループ決算は、売上高が849億円(前期比7・2%増)、売上総利益が172億円(7・2%増)、営業利益が50億300万円(10・1%増)だった。営業利益は01年の分社以降最高となった。

 主力の国内向け生地販売は、アパレルの生産抑制や追加発注の減少などから微減収だったが、輸出や外・外の海外向け生地販売が欧米、中国、中東などいずれの国・地域でも伸びた。製品事業の拡大には、雑貨系などで新規顧客開拓が進んだことや、生地と製品の連動性が高まったことなどが寄与した。

 品目別売上高は、原料が21億5千万円(12・8%減)と苦戦したが、生地451億6600万円(3・1%増)、衣料製品329億円(14・9%増)、ライフスタイル製品35億9800万円(6・9%増)、その他11億6900万円(17・5%増)と他は軒並み拡大した。

 単体業績は、売上高742億円(7・7%増)、売上総利益120億円(6・9%増)、営業利益22億5400万円(9・5%増)、経常利益46億6300万円(17・2%増)、純利益31億7100万円(25・1%増)。

“トランプ関税”で不透明感

 スタイレム瀧定大阪の瀧隆太社長は、「米国の関税措置によって不透明感が強まっている」とし、その中で①高付加価値化②適地適品生産・供給体制の強化③新規顧客開拓――に改めて取り組むと強調する。「これまで進めてきた、市場に近い場所に拠点を設ける戦略を引き続き強化する」ことで難局を乗り切る考えだ。

 米国市場向け生地販売は前期に大きく伸ばしたが、今期については「苦戦を強いられる可能性が高い」との見解を示した。