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東レエンジD/物流トラックの出入庫予約管理システム販売

2025年04月08日 (火曜日)

 物流管理システムなどを手掛ける東レエンジニアリングDソリューションズ(東レエンジD、東京都中央区)は、物流施設へのトラックの出入庫を管理するシステム「トノプス バース予約」を開発した。物流施設の「バース」と呼ばれる荷さばき場に、トラックが入場する時間をオンラインで予約できるクラウドベースのシステム。利用料金は月3万円からの定額課金(サブスクリプション)で提供する。4月から販売を始めた。

 物流業界ではトラックの待機時間や、荷物の積み下ろしにかかる時間の削減が喫緊の課題となっている。

 同システムを使い、荷さばき場にトラックが入場する時間を予約すれば、荷主側は事前に伝票確認や出荷の準備がしやすくなり、トラックの待機時間を減らして渋滞を緩和できる。荷役作業などの時間も記録するため、データ分析を通じた業務の効率化に役立つ。

 必要な機能を絞り込み、導入しやすい価格に設定した。使いやすさや低コストを武器に、荷主となる製造企業などに売り込む。今年度に5千万円、2028年度に3億円の売上高を目指す。