繊維ニュース

帝人フロンティアなど5者/汚水処理技術がガイドライン化/災害時に応急復旧対応可能

2025年04月09日 (水曜日)

 帝人フロンティアなど5者の共同研究体が実証した「災害時に応急復旧対応可能な汚水処理技術」が、国土交通省国土技術政策総合研究所によってガイドライン化された。技術概要や導入検討、運用・維持管理などに関する事項がまとめられ、同研究所のホームページで公開されている。

 国交省が実施する下水道革新的技術実証事業(B―DASHプロジェクト)のもと、帝人フロンティアとエステム、積水アクアシステム、日新技術コンサルタント、愛知県田原市が実証した。

 現地で組み立てが可能なパネルタンクと特殊繊維担体を組み合わせた生物処理槽、クラウド型遠方監視装置で構成する。資機材の運搬・組み立て・解体の容易性や下水処理性能の早期立ち上げが特徴で、災害時の水処理機能の復旧への導入を想定している。