この人に聞く/AFF社長 黄雨晨 氏/日本市場へ期待高まる
2025年04月10日 (木曜日)
OEM・ODM展示会「AFF・大阪2025春」が今日10日まで、マイドームおおさか(大阪市中央区)で開かれている。今回展には中国や東南アジアなどから365社が424小間で参加。主催するAFFの黄雨晨社長に、今回展の特徴などを聞いた。
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――今回展の特徴は。
今年は昨年より1回多い年4回の開催を計画していることもあり、出展者が集まるか心配していました。しかし結果的に424小間と大阪展としては過去最大の規模になりました。会場スペースは限られていましたが、これまで使わなかったような場所にもブースを構えるなどで捻出しました。それほど出展者の意欲が高く、参加を希望しても出展できない企業も多く出ました。中国の輸出の状況が良くないことや米国政治の影響で、日本市場への期待が高まっています。
――今回は大阪展として初めて「AFFセレクション」を設けました。
出展者の応募の中から、実績や機能性などで厳選した企業で構成するエリアです。2018、19年には単独展のAFFセレクションとして好評を博し、昨年の東京展でエリアとして復活しました。今回は20数社を選びました。選ばれなかった企業からはお叱りも受けましたが、良い企業がそろったと思います。
――6月9~11日に東京ビッグサイトで開かれる「AFF・東京2025夏」に向けては。
昨年初めて開いた夏の東京展は効果が高く好評でした。今回も出展者募集はもう締め切っています。展示面積1万平方メートルに400社が450小間で出展予定です。これまでの東京展より少し規模は小さいですが、セミナーなどのイベント開催やマッチングスペースを設けるなど、規模でなく、商談の効率を求めていきます。500小間までの規模が出展者と来場者にとって満足度の高いものになると考えています。