繊維ニュース

ドイツメッセ/新生「ドモテックス」/壁や天井も網羅し拡充

2025年04月23日 (水曜日)

 世界的な床材見本市「ドモテックス」が2026年以降、“床材と内装仕上げの拠点”として新たなスタートを切る。インテリア内装業界のニーズに応えるため、六つの新製品カテゴリーを加え、床材から、壁や天井の内装材まで網羅。包括的にアプローチする。

 セラミックタイル、壁・天井材、塗料・コーティング剤、壁紙、屋外用床材、日除け・遮光製品といった製品群をポートフォリオに追加し、出展対象領域を拡大する。

 主催者であるドイツメッセとしては、「床材は私たちのDNAであり、市場の進化する需要に応え相乗効果を生み出す。小売業者やトレーダーから職人、建築家まで全ての関係者にとってワンストップな展示会となる」としている。

 対象分野拡大に伴い、特別展示も充実。持続可能な素材に焦点を当てた「グリーン・コレクション」に加え、室内音響のソリューションを紹介する「音響特別展」を新設する。壁紙、セラミックタイル、建築家向け、DIY向けなどのコーナーも展開する。

 リニューアル初回は26年1月19~22日に、ドイツのハノーバー見本市会場で開かれる。以降、年1回から2年に1回の隔年開催に変更。

 床材見本市としては、今年4月22~24日にドバイで「ドモテックス・ミドルイースト」、5月26~28日に中国・上海で「ドモテックスアジア/チャイナフロア」を開く。