「インテキ深セン2025」/製品展示ゾーンを初開設/6月11~13日開催へ
2025年04月25日 (金曜日)
【上海支局】華南市場に焦点を当てた生地・副資材展「大湾区国際紡織面料及輔料博覧会」(インターテキスタイル深セン アパレルファブリックス〈=インテキ深セン〉2025)が6月11~13日、広東省深センで開かれる。目玉は、初めて設けられる製品展示ゾーン。デザイナーの来場が増える可能性がある。
製品展示ゾーンは、「ファッション ギャラリー」と「ザ クローゼット」の二つ。ファッション ギャラリーでは、レディース、カジュアル、機能性スポーツウエア、インナーウエアなどのアイテム別に製品を展示し、ファッションのイノベーションの傾向を伝える。
ザ クローゼットは、デザイナーとメーカーの交流のためのプラットフォームで、新興デザイナーの作品の展示も行う。
二つのゾーンの設置は、デザイナーの来場を喚起しそうだ。
華南市場には、レディース最大手の贏家時尚(エッカ・グループ)や、マルチブランドを運営する歌力思(グリス)など、大手レディース企業が集まる。デザイナーズブランドやネット通販ブランド、そうしたブランドをターゲットにするODM企業も近年増えている。こうした中、複数の日系企業が、昨年から深セン拠点を強化している。
同展には、サンウェル、双日ファッション、宇仁繊維、柴屋、桑村繊維、豊島、KIRARI、クラボウ、小原屋繊維などの日系企業が出展する。