ユニクロ/世界で計100万点寄贈/ヨルダンの難民キャンプにも

2025年05月13日 (火曜日)

 ユニクロは8日、昨冬に開始したヒートテックを寄贈する活動「The Heart of LifeWear」において、計100万点を超えたと発表した。難民や子供たち、災害被災者などにヒートテックを寄贈するもので、ユニクロが事業を展開する国や地域を対象にしている。

 グローバルパートナーシップを結ぶ国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)からの要請を受け、2025年2月にはヨルダンの難民キャンプに約53万点のヒートテックを届けた。中東最大、世界最大級のザータリ難民キャンプには約7万人が暮らしており、ヨルダンには約56万人のシリア難民が避難生活を送っている。

 さらに約47万点を、ユニクロが事業を展開する全ての国と地域において配布。災害被災者など緊急的にヒートテックを必要とする人のほか、ホームレスや貧困層、社会的に困難な状況にある子供たちなどに寄贈した。

 主な内訳は、日本(能登半島地震の被災者など)、中国(被災者や貧困層)、タイ(貧困層、少数民族)、ベトナム(貧困地域の子供たち)、米国(貧困層やホームレス、シェルターの若年層)、韓国(貧困状態にある高齢者)など。

 各地域の支援団体と共にニーズを把握し、各国ユニクロの事業経営者を中心に従業員が寄贈活動に参加。ヒートテックを共同開発する東レグループなども賛同し、寄贈活動に協力した。