帝人/環境啓発イベントを都内で/パネルディスカッションなど実施
2025年05月19日 (月曜日)
帝人は、循環経済(サーキュラーエコノミー)をテーマにした環境啓発イベント「Race Against Climate Change Tokyo」を東京都内で開いた。17、18日に開催された電気自動車(EV)によるレース「フォーミュラE世界選手権」東京大会に合わせて企画し、パネルディスカッションなどが行われた。
帝人が協賛しているレーシングチーム「Envision Racing Formula E Team(ERT)」を招いた。パネルディスカッションは「フォーミュラEがもたらしたEVの技術革新とサーキュラーな取り組み」「産業界が思い描くサーキュラーな世界とその実現に向けた挑戦」をテーマとした。
「産業界が思い描くサーキュラーな世界とその実現に向けた挑戦」のパートには、帝人の八木穣環境ソリューション部門長のほか、esaの米久保秀明COO、Global Mobility Serviceの中島徳至社長CEO、WHILLの内藤淳平共同創業者が登壇した。
サーキュラーエコノミーに関してありたい姿や実現に向けた取り組みなどが討論され、「人のサーキュラーも重要になる」「わくわくするような取り組みが必要」といった意見が上がった。帝人の八木環境ソリューション部門長は「今日の討論で多くの課題をもらった。いろいろ考えていきたい」と語った。
帝人は2020年からERTを支援し、メタ系アラミド繊維をレーシングスーツ素材として提供してきた。内川哲茂社長は「帝人がどのような会社になりたいか、イベントを通じてステークホルダーに知ってもらえる。パネルディスカッションも良い内容で、当社社員の気付きになってほしい」とした。