アンリアレイジがパリ凱旋ショー/LED操る新境地/自由に柄を変化
2025年05月20日 (火曜日)
ファッションブランド「アンリアレイジ」(森永邦彦デザイナー)は17日、パリ・ファッションウィーク(パリコレ)で発表した25秋冬コレクションの凱旋ショーを東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催した。
収容人数5千人の東京ビッグサイト東展示棟3ホールで実施、ファンや一般客も招待して行われた。3月開催のパリコレでは「SCREEN」をテーマにLEDライトを内蔵したドレスを発表。凱旋ショーでもファッションの未来を暗示する興味深いコレクションとなった。
LEDを内蔵した生地は、シキボウの高通気素材「アゼック」を採用した。光透過性も特徴とし生地の背面からRGB光を透過させることで、生地そのものがスクリーンとして機能すると言う。
リモート操作で柄を自由に変化させることが可能。森永デザイナーは「デザインを固定されたものから解放し、流動的な存在にできないかと模索している」とした。また、世界的に注目を集めるクリエーティブ集団「MPLUSPLUS(エムプラスプラス)」と協業し、革新的なLEDダンスパフォーマンスも行われた。
森永デザイナーは、デザインをダウンロードしてインストールする服のビジョンも明らかにしている。
今回は有明地区で行われた電気自動車の最高峰、ABB FIAフォーミュラE世界選手権「東京E―Prix」の併催イベント「TOKYO GX ACTION CHANGING~未来を変える脱炭素アクション~」の一環としてショーが実施された。