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スポーツ用品全般好調、25年3月期/ゼット

2025年05月20日 (火曜日)

 ゼットの2025年3月期連結決算は売上高553億900万円(前期比6・5%増)、営業利益10億7200万円(22・4%増)、経常利益12億7300万円(24・6%増)、純利益29億9200万円(269・2%増)だった(短信既報)。

 健康志向や運動への関心の高まりを受け、スポーツ用品全般で売れ行きが好調だった。伊藤忠商事によるデサントへのTOB(株式公開買い付け)に応じたことによる投資有価証券売却益が、純利益を大幅に押し上げた。

 主力の野球用品では大谷翔平選手の活躍がバットやグラブの売れ行きの追い風になったほか、テニス、バドミントン、卓球用品では、欧州、アジア圏の外国人観光客によるインバウンド効果があった。

 26年3月期は売上高560億円(1・2%増)、営業利益11億円(2・5%増)、経常利益13億円(2・1%増)、純利益8億8千万円(70・6%減)を予想する。